今年は1月20日から2月3日までが大寒です。折しも20日の夕方から雪の予報が出ています。

冬の主な作業は果樹の剪定と施肥です。桜屋では市販の化学肥料ではなく、籾殻や鶏糞などを使って発酵させたオリジナルの完熟堆肥を用いています。発酵中の堆肥は温かく、寒い日には白い蒸気が出ています。微生物が有機物を分解する過程で熱を発生し、温度が高くなるとまた別の微生物により繊維質が分解されていくとのことです。発酵はヒトの食材だけではなく、土にも良い作用を及ぼしています。

剪定も春になって芽が動く前や、樹が水を吸い上げる前までに終わらせなければならず、キウイから始まり、梅、すもも、桃、ブドウ、りんごと順次仕上げていきます。

余談ですが、ビニールの黒マルチの代わりに麻袋を敷いているので、麻袋の下にはカブトムシの大きな幼虫がよくいます。(イノシシがそれを狙ってほじくり返すこともありますが、)夏に無事に成虫になるよう、そっと土に戻しておきます。

2月4日の立春まであと少しです。