室町時代から安土桃山時代にかけて「辻が花」という染色の技法がありました。ですがその後の友禅に押され、途絶えてしまいます。久保田一竹はその幻の辻が花を、心血を注いでよみがえらせました。一竹はこよなく富士山を愛し、富士山を題材にした壮大な絵巻物を辻が花の着物で創作しています。そして富士山の見える場所に美術館をつくりました。

6月22日は富士山世界遺産登録10周年でした。「信仰の対象であり、芸術の源泉である」というのがその登録の理由です。二つとない山「不二山」でもあります。

桃の早生の品種「日川白鳳」の収穫も始まりました。この「日川白鳳」は当初、山梨市で「白鳳」の枝替わり(突然変異)として登録されましたが、その後のDNA鑑定で関係がないことが分かったそうです。桃の色づきが良く、酸味が薄いのが特徴です。荷台に収穫した桃をのせた軽トラを、あちらこちらで見かけます。